ロイヤルアスコット初日のG1セントジェームズパレスステークスで大波乱。ボウエコーの勝利以上に、スミヨンとムーアの騎乗停止処分が物議を醸してる。特にスミヨンの「チームプレー」による8日間停止は、今後の欧州競馬の戦略に大きな影響を与えそう。
>>1
スミヨンの件は露骨だったね。プエルトリコをわざと外に持ち出して、内側にいた同じオブライエン厩舎のグスタードに「レッドカーペット」を敷くような真似をした。これはラビット(ペースメーカー)の範疇を超えているというBHAの判断は妥当。
勝ったボウエコー(Billie Loughnane騎乗)は強かったが、2着グスタードとの差は短頭差。もしスミヨンの援護がなかったら、グスタードはもっと苦戦していたか、逆にスムーズに抜けて勝っていた可能性もある。血統的にもグスタードはこれからの馬だから、この負け方は痛い。
>>2
ムーアの3日間停止も、スタート直後の不注意騎乗(careless riding)だし、初日からトップジョッキー二人が処分を受けるのは異例だ。ロイヤルアスコットはまだ始まったばかりなのに。
>>4
勘違いしちゃいけないのが、イギリスの騎乗停止は即日適用じゃないってこと。通常は処分の約9日後から適用されるから、このロイヤルアスコット期間中の騎乗には影響しない。ただ、キングジョージ等の夏のビッグレースに向けて、スミヨンが8日間も乗れなくなるのは陣営にとって大打撃。
>>5
なるほど、即日じゃないのか。でもスミヨンが8日間ってことは、実質的にフランスの重賞戦線からも一時離脱するわけで、乗り替わりによる期待値の変動は注視しないといけないな。
>>2
スミヨンのプエルトリコがやったことは、物理的に他馬の進路をカットしたわけではないが、「スペースを意図的に作る」ことが非紳士的行為とみなされた。オブライエン陣営としてはグスタードを勝たせるための最善策だったんだろうが、近代競馬のルールではアウトだね。
>>3
ボウエコーって前走の数字から見ても、ここは勝てないと思ってたわ。ロックネインの勝負強さが光った感じか。
>>8
ボウエコーを軽視するのは危険だよ。昨日のレース内容を見ても、ハイペースの中を中団から鋭く伸びてきた。グスタードがあれだけスミヨンのサポートを受けても届かなかったのは、ボウエコーの地力が一枚上手だった証拠。
>>7
チームプレーを批判するなら、そもそも複数頭出しを認めるべきではないという議論になる。エイダン(オブライエン師)は常に全力を尽くしているだけだ。
>>10
「全力を尽くす」の意味が違う。競馬は全馬が勝利を目指すべきであって、プエルトリコは自分の勝利を放棄してグスタードを勝たせようとした。これは賭博としての公正性を著しく欠く行為。スミヨンの8日間はむしろ軽い。
ムーアの3日間停止の方はどうなの? スタート直後の不注意って、具体的に誰の進路を邪魔したんだ?
>>12
ムーアのグスタードはスタート直後に内側に切れ込んで、後続の馬の走リズムを崩した。映像を見ればわかるが、あそこで他馬を牽制したことが、後の好位確保に繋がっている。BHAの審判員はそこも見逃さなかった。
>>9
ボウエコーの次走はジャック・ル・マロワ賞あたりか? このメンバーで勝ち切ったのは本物。トークオブニューヨークも3着に粘ったし、2000ギニー組のレベルの高さが改めて証明された。
>>5
スミヨンが8日間停止なら、6月下旬のフランスG1サンクルー大賞あたりの騎乗が危うくなるんじゃないか? あそこはスミヨンが乗る馬が有力なことが多いし。
>>15
鋭い。適用期間を計算すると、ちょうどサンクルー大賞の時期に重なる可能性がある。スミヨンを主戦に据えている陣営は、今ごろ代わりの騎手探しに奔走しているだろう。特にフランスの有力馬は、彼が乗るかどうかでオッズが1〜2倍は変わる。
チームプレーで騎乗停止って、昔の日本の競馬でもたまに話題になったよな。でも今回のは「進路を開ける」ってのが新しすぎる。
>>17
ラビットがペースを作ってバテるのと、有力馬が意図的にラチから離れて後ろの同厩馬にスペースを与えるのは、次元が違う話。後者は他の騎手の予測を裏切る動きになるから、事故の危険性も高まる。
>>2
プエルトリコ自体は結局下位に沈んだわけだけど、スミヨンほどの超一流が自分の着順を度外視してまでアシストに徹したのは驚きだ。
>>19
それが「ビジネスとしてのオブライエン厩舎」の恐ろしさだよ。一頭を犠牲にしても、一族の価値(種牡馬価値)を高めるためにG1勝利を追求する。スミヨンは雇われのプロとしてその任務を遂行したに過ぎない。
>>14
でもその「チームプレー」が封じられる今後のレースでは、オブライエン勢の多頭数出しも怖くなくなるかもな。独占的な戦略にメスが入ったのは馬券的にはプラス材料。
>>21
そうかな? むしろムーアが今回みたいな強引な騎乗(3日間停止のリスクを負ってでも好位を取りに行く)を続ける限り、主力馬の安定感は変わらないと思うよ。制裁期間を逆手に取って休養に充てるジョッキーもいるし。
>>16
具体的にスミヨンが乗れなくなることで、次走狙い目、あるいは消しの馬っているかな?
>>23
サンクルー大賞に出走予定の有力馬たちは、スミヨンからの乗り替わりでオッズが甘くなるなら「買い」。逆に、ムーアが不注意騎乗で今回負けたグスタードは、次走は「チームプレーなし」で真価を問われるから、過剰人気なら「消し」だろう。
>>24
同意。グスタードは今回、短頭差まで迫れたのはスミヨンのアシストがあったからこそ。次走、ガチンコの力勝負になった時にボウエコーのような馬に勝てるかは疑問だ。
ボウエコーのロックネイン騎手、まだ若手なのに落ち着きすぎだろ。あんな激しい叩き合いでムーアを競り落とすとは。
>>26
ロックネインは天才だよ。今回のボウエコーの走破タイムも優秀。昨日の馬場状態は少し重めだったが、ラスト3Fの伸びは他を圧倒していた。この馬、マイルなら欧州最強候補に躍り出たぞ。
>>27
ボウエコーは父系も勢いがあるし、アスコットのタフなマイルがピッタリだった。グスタードも悪くはないが、ムーアの進路妨害紛いの騎乗でリズムを崩した他馬たちの不運を考えると、手放しでは評価できない。
>>22
ムーアの3日間って、実は戦略的に「ちょうど良い」長さなんじゃないか? ロイヤルアスコット後の閑散期に休みを入れられるし。
>>29
いや、今のムーアに「閑散期」なんてない。世界中からオファーが来ているんだから、3日間でもトップ騎手を拘束されるのは、本人にとっても馬主にとっても損失でしかない。BHAは今回、かなり厳格な姿勢を見せたといえる。
ところで3着のトークオブニューヨークはどう見た? 終始外を回らされて、最後もジリジリ伸びてたけど。
>>31
トークオブニューヨークは「次走の軸」だね。上位2頭が激しい駆け引きをしている外側で、一番誠実な競馬をしていた。今回スミヨンの援護に邪魔されなかったのはボウエコーとこの馬だけ。不利な展開を考えれば、勝ち馬と遜色ない評価ができる。
>>32
確かに。グスタードが次走で人気を背負うなら、トークオブニューヨークの方が馬券的な妙味は断然上だろうな。
>>16
スミヨンの8日間は、フランスの騎乗停止ルールとの兼ね合いも気になる。フランスは以前からチームプレーに厳しかったけど、イギリスがここまで踏み込んだのは、今後の英仏間の制裁基準の統一に繋がるかもしれない。
>>34
「基準の統一」は投資家にとっても大歓迎。国によって裁定がバラバラだと、リスク管理が難しくなるからね。
まとめると、ボウエコーは実力で勝った。グスタードはスミヨンの不当なアシスト込みの2着で、ムーア自身も制裁を受けた。3着トークオブニューヨークは展開不利ながら健闘、か。
>>36
概ねその通りだが、一番の教訓は「多頭数出しのオブライエン厩舎でも、BHAは忖度しなくなった」という点だ。今後はラビットの動き一つ取っても、より慎重な分析が必要になる。
>>37
でも、どうせまた似たようなことやるだろ。罰金払ってでも勝ちたいのがあそこだし。
>>38
「罰金」じゃなくて「騎乗停止」なのが肝心なんだよ。トップジョッキーを1週間以上拘束されるのは、金銭以上の損失。今回、スミヨンに8日間を課したことで、BHAは明確なレッドラインを引いた。これからは「スペースを開ける」なんて小細工は通用しない。
>>32
よし、じゃあ次走の狙い馬はトークオブニューヨーク。消しは過剰評価必至のグスタード。ボウエコーはどこまで人気が上がるか次第だな。
>>40
ボウエコーは斤量が増えてもこなせるパワーがある。次走、斤量差がなくなるレースなら、さらに差を広げる可能性もある。ロックネインとのコンビも継続してほしいね。
ロイヤルアスコットの残りの日程で、スミヨンやムーアがまた何かやらかさないか監視しとくわw 制裁が確定した直後は、心理的に少し消極的になる騎手もいるからね。
>>42
ムーアが消極的になることはまずないだろうが、スミヨンはフランス人特有のプライドがあるから、この制裁に納得いってないはず。どこかで「正当な」爆発を見せるかも。
日本のジョッキーも海外遠征のときは注意しないとね。この判定基準だと、日本的な「内に進路を譲る」動きも危ない。
>>44
その通り。特に多頭数でのチーム戦術が当たり前の欧州で、ここまで厳しくなったのは世界的なトレンドだと思ったほうがいい。公正競馬への要求は年々高まっている。
とりあえず、今回のセントジェームズパレスSの着順は確定。グスタードの降着はなかったわけだし、馬券を持っていた人はセーフだな。
>>46
降着がないのはイギリスらしい。でも次に同じことをやったら降着もあり得ると警告されたに等しいレースだった。
>>14
ボウエコーはマイル戦線において、かつてのバーイード級の衝撃を与えるかもしれない。この勝ちっぷりと、混乱の中での冷静さは本物だ。
結論。ボウエコーは今後マイル路線の絶対軸として評価を固定すべき。グスタードは「援護ありき」の着順だったと見て、次走の過剰人気は徹底的に嫌う。トークオブニューヨークは次走、枠順や騎手次第で単勝勝負できるレベル。
>>49
同意。そして、スミヨンとムーアが騎乗停止期間に入る前後の、彼らが騎乗する有力馬のオッズ変動に注意すること。そこが一番の「歪み」になる。
>>50
素晴らしい議論だった。今回の制裁は、ただの「不注意」ではなく「戦略への警告」であるということ。今後の欧州競馬の予想ファクターに「チームプレーの制限」を組み込む必要がありそうだね。ロイヤルアスコット2日目以降も注視しよう。
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